--ルーマニア・チャウシェスク宮殿--

かっての社会主義国家のルーマニアは1989年ベルリンの壁の開放のあと、ヨーロ ッパ最後の社会主義体制が崩壊しています。
TV時代を象徴するようなチャウシェスクの逮捕や処刑は世界中に放映され、権力の崩壊を象徴付けました。 この宮殿はチャウシェスクが生涯の目標として建築中だったもので、まだ一部は未完成のままですが、建造物としてはアメリカの国防総省「ペンタゴン」に次ぐ大きさと言われています。
部屋数は3107もあり、建造費は約1500億円に相当するそうです。純金と5色の大理石から作られています。
現在は「国民の館」という名前でこの国最大の観光資源として入場料を稼いでいます。
国会議事堂や貸しホール、展示会場、国際会議場などで稼いでいますが、維持費用が大変で、かなりの部分が閉鎖されているようです。
前回は紅葉その3−日本とスイス・ルーマニアにも一部お見せしています。撮影は2000年10月と2001年7月です。
ルーマニア・チャウシェスク宮殿/01

宮殿の正面からの外観。

ルーマニア・チャウシェスク宮殿/02 1と逆に、建物中央部、一段目お立ち台(7階部分)から市街をみると、このように見えます。
ルーマニア・チャウシェスク宮殿/03 廊下の一部。
ルーマニア・チャウシェスク宮殿/04 至近から左翼部分の外観。
ルーマニア・チャウシェスク宮殿/05 会議室の一つです。
ルーマニア・チャウシェスク宮殿/06 階段ホールの床は色違いの大理石タイルです。
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