--グエル公園の回廊(スペイン・バルセロナ)--

 世紀末の建築家と言われるガウディは、バルセロナ周辺に多数の建築を残していますが、聖家族教会(サグラダファミリア)は1882年に着工、122年経ったいまでもまだ未完成で工事が続けられています。

 グエル公園は1900年に住宅団地の一部として計画されましたが、途中でストップされ、個人所有の公園として保存されました。デザインの奇抜さばかりに目が行きますが、スペインでの初めての鉄筋コンクリートの使用、車道と歩道の立体交差や広場に降った雨水の再利用のための地下貯水槽など、斬新な最新の技術が組み込まれています。

 このグエル公園の回廊の珍しいデザインをお見せします。

グエル公園の回廊(スペイン・バルセロナ)01

立体構造で歩行者用の通路はこの柱の部分にあります。

グエル公園の回廊(スペイン・バルセロナ)02

回廊の一部分の上部は車道になっていたり、陸橋になっています。

グエル公園の回廊(スペイン・バルセロナ)03

ほとんどの壁や、柱などのデザインは曲線で作られています。

グエル公園の回廊(スペイン・バルセロナ)04

この回廊の脇の柱には上部の広場や車道に降った雨水を地下貯水槽に流すパイプが埋められています。

グエル公園の回廊(スペイン・バルセロナ)05

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