--ベルヒテスガーデン（ドイツ）--

今回は南ドイツの国境に近い景勝地ベルヒテスガーデンです。 この周辺は太古には海だったようで、多数の陥没湖と切り立った岩山、国境をまたいで、ザルツブルグ（オーストリア）に近く、岩塩の産地で、今なお塩が産出されています。 この東南側には双耳峰のバッツマン（Watzmann2713ｍ）がそびえてい ます。

小さな村落のラムサウ（ramsau)には有名な巡礼教会の一つ、マリア・ゲルン教会があります。この地を代表する写真です。最も有名な場所から撮影してみました。まさに絵葉書の世界ですね。この構図はブロックパズルにもなっています。 切り立った山の静寂な湖、ケーニッヒ湖（Konigssee）にはセント・バートロマ教会があります。ここには道がなく船でしか渡れません。観光船がありますが、エンジンでなく電気モーターで動く静かな船です。国立公園地内で環境対策でしょう。湖水の中央で船を止め、トランペットを吹いて、周囲の山々からのこだま（反響）を楽しむ余興もあります。この小さく見える滝は300メートルあるそうです。ここの艇庫は丹後半島の舟屋とそっくりでした。   イーグルスネット（鷲ノ巣）と呼ぶ山頂には、かつてヒットラーの別荘がありました。第三帝国を夢見たヒットラーはこの山を好きだったようです。地下のトンネルを通り、エレベーターで上がるしか道はありません。今はそのまま、レストランになっています。山頂風景と地下トンネルの入口です。上に見えるのが屋根です。 2005 Masamichi Toya. All Rights Reserved .