--冬の丹後半島--

京都府の北、丹後半島の東端には伊根町があります。
漁業の町で、この地区の住居は2階建ての階下が直接海につながり、いわば船の車庫(船屋)となっており、2階が住まいになっています。数年前のNHKの朝の連続ドラマの舞台で有名になりました。
日本海の冬の味覚は、ズワイガニと寒ブリに代表されますが、このカニは紅ズワイ ガニとは似ていますが、まったく種類も違う別ものです。 紅ズワイは2−3千円で買えますが、ズワイガニは場所によっては呼び名が違い、 松葉ガニ・越前ガニとも呼ばれています。
乱獲で希少価値となって、現地価格で もオスガニの大きめならば2万円を越えます。 丹後半島の間人(たいざ)や兵庫県の香住(かすみ)がズワイガニの水揚港とし て有名です。 また、浦島太郎を祭った宇良神社があり、玉手箱、乙姫の小袖、絵図などが伝え られています。
浦島明神縁起は浦島太郎の物語が絵図に書かれ、重要文化財の指定を受けています。浦島太郎伝説は日本中にありますが、地元ではここが本命とされています。
冬の丹後半島/01

伊根町の船屋風景と海から見た船屋

冬の丹後半島/02  
冬の丹後半島/03 焼かれる前のズワイガニの脚部
冬の丹後半島/04 宇良神社と案内板
冬の丹後半島/04  
冬の丹後半島/05 重要文化財の浦島明神縁起部分
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