--スイスの新緑とハイキング--

 スイスの山ではそろそろ雪が消えて、牧草が鮮やかな緑になってきます。所々で、タンポポのような花が咲き始めます。

 ケーブルカーなどの交通機関をうまく使った、ほとんど平坦な、尾根歩きのようなハイキングコースが随所にあります。1時間以内のごく軽いものから、1日がかりの小屋泊まりのものまで、それも、標識が全国で統一されていて、一般向け・中級向け・上級向けと標識で色分けされています。

 一般向けでは車椅子で行けるようなものから、サイクリング向けコースなどもあります。途中には非常電話などもあり、また、一休みしたいような距離にはチャンと休憩所やレストランがあるなど、その整備にはお金をかけています。主要駅には雪解けの状況などを表示した案内板が設置されて、赤マークがついているときはまだ通行不能を表しています。2002.6と2000.6の撮影です。

スイスの新緑とハイキング01

このコースは2200メートルからスタートして、高低差160メートルほどを1時間半程かけて歩きます。もっとも私たちは写真を撮りながらですから、2時間くらいはかかっていますね。右の山は標高2521メートルあります。

スイスの新緑とハイキング02 この時期には所々に雪が残っている場所があります。道はなだらかで、山のすそを巻いて行きます。
スイスの新緑とハイキング03 前方の三角形の山がアイガー(3970メートル)です。
スイスの新緑とハイキング04

到着したクライネシャイデックの駅(2061メートル)目の前には大きく4000メートル級の山があります。12時30分を示している時計は、次の列車の出発時刻です。

スイスの新緑とハイキング05 ロープウェイの途中から見た村の風景。
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