--熊本県山鹿市の灯篭と八千代座--

 熊本県北部にある山鹿市をご存知ですか。私も知りませんでしたが、たまたま通りかかったのですが、市内の街灯に異様なものが付いていました。何だろうかと見るとすぐそばに灯篭博物館という看板も見えたので、ちょっとのぞいてみたら、なんと山鹿灯篭が名物の山鹿市でした。

 ここ山鹿市は人口4万弱の小さな市ですが、農業を中心とした田園地帯で、室町時代からの古い温泉と、紙で作った山鹿灯篭を名物としています。

 和紙と糊で作る紙細工の山鹿灯篭ですから軽いものです。毎年8月15日と16日の夜、1000人以上の女性が頭の金灯篭に火を入れて、踊ります。
 これが山鹿の灯篭祭りです。http://www.yamaga.org/(同市のHP参照)

 もう一つの名物が国指定文化財の古い芝居小屋の八千代座です。

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熊本県山鹿市の灯篭と八千代座01

これが和紙で作った金灯篭です。和紙を切り抜き、糊で貼り付けて作られています。このような絵の形で浴衣姿の女性が踊ります。

熊本県山鹿市の灯篭と八千代座02

熊本県山鹿市の灯篭と八千代座03

市内の街灯とポストにも灯篭が。ちょっと違和感ありますね。

熊本県山鹿市の灯篭と八千代座04

熊本県山鹿市の灯篭と八千代座05

明治43年に作られた八千代座は定員1274人の芝居小屋です。今でも毎年一回、坂東玉三郎の公演が行なわれています。天井の広告も面白くて、退屈しません。この中には今でもそのまま営業している店もあるそうです。

熊本県山鹿市の灯篭と八千代座06

熊本県山鹿市の灯篭と八千代座07

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