--リンダーホフ城（ドイツ）--

ドイツロマンチック街道の終点のフュッセンに近いノイシュバンシュタイン城は、余りにも有名ですが、この近くの山の中にあるリンダーホフ城は、交通も不便なので、一般ツアーは少ないようです。 　ルートビッヒ二世はわずか１８歳でバイエルン王国の王位に付きましたが、ミュンヘンのニンフェンブルグ城を居城にしていました。このリンダーホフは夏場の別荘で、狩猟のための渓谷にあるあった土地に、城を作ったもので、計画したものよりもかなり小ぶりになったということですが、彼の作った城では完成したのはここ一つだけで、あとは皆未完成です。実際に８年にわたって生活していた場所でした。 　建物の金ぴかの室内の豪華さ、天井や壁画の美しさの一部をご覧ください。 　この王はワーグナーが好きで、歌劇のシーン「タンホイザー」を再現したこの舞台を、山腹の地下洞窟の中に発電装置を付けて、この水の上に浮かんだいた金塗りの貝の小舟の上で鑑賞していたそうです。 　この庭園は自然落差で、噴水は30メートルまで上がるよう設計されていたそうです。

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