山形県北部の肘折(ひじおり)温泉は、山形新幹線の終点の新庄からバスで1時間ほど入った山奥にある温泉です。
新庄から約30キロほど入った奥ですが、この温泉は西暦800年ごろの開湯とされ、蔵王温泉についで古く、1200年の歴史を持っている湯治場です。しかし、大昔に温泉が出たにせよ、こんな人里離れた山奥に誰が湯治場を作ったのでしょうか。
ここの自炊客のために、毎朝6時ころから朝市が開かれています。付近の農家が持込む農産物が大半ですが、石川県輪島のような大掛かりなものでなく、温泉街の道端に品物を並べただけの質素なものです。
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