--肘折(ひじおり)温泉(山形)--

 山形県北部の肘折(ひじおり)温泉は、山形新幹線の終点の新庄からバスで1時間ほど入った山奥にある温泉です。

 新庄から約30キロほど入った奥ですが、この温泉は西暦800年ごろの開湯とされ、蔵王温泉についで古く、1200年の歴史を持っている湯治場です。しかし、大昔に温泉が出たにせよ、こんな人里離れた山奥に誰が湯治場を作ったのでしょうか。

 ここの自炊客のために、毎朝6時ころから朝市が開かれています。付近の農家が持込む農産物が大半ですが、石川県輪島のような大掛かりなものでなく、温泉街の道端に品物を並べただけの質素なものです。

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肘折(ひじおり)温泉(山形)01

狭い温泉街のメインストリートの朝市です。旅館の前に商品を並べています。古い郵便局舎は、もう使われなくなりました。今はモダンな新しい建物になっています。

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朝市のあるメインストリートを6時半発の始発のバスがやっと通り過ぎて行きます。温泉街の中央部にバスの発着所があります。朝市もありこのように人をよけて走ります。古い温泉場は道が狭く、その上に直角な曲がり角もあり、大型バスの運転は大変そうです。

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商品はキノコや農産物が大半ですが、私たちには珍しいものもいろいろあります。

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この温泉場に入る手前の湯の台付近にはソバの大きな畑があり、刈り入れをしていました。向こうに赤く見えるのがこれから刈り入れるソバで、手前側はもう刈入れが終わっています。

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