--山中温泉の鶴仙峡(福井県)--

 福井県と石川県には加賀温泉郷といういくつかの温泉があります。片山津、山中、山代、粟津、芦原などです。
 この中で今回は山中町の山中温泉にある渓谷「鶴仙峡」をお見せします。ここはもともと伝統工芸として漆器の名産地ですが、安い外国産などの影響で、最近は昔のにぎやかさはなく、すっかりさびれているようです。
 温泉場としても、独特の風情を持ち合わせているようです。町おこしのために新しい橋をかけ、すっかり、名物になりました。新しい橋と古い橋の対比ときれいな新緑をご覧ください。
山中温泉の鶴仙峡(福井県)

勅使河原宏氏の作品で「あやとり橋」です。あやとりの糸のように細工がされています。デザインと形がユニークですね。

山中温泉の鶴仙峡(福井県)  
山中温泉の鶴仙峡(福井県)  
山中温泉の鶴仙峡(福井県)

この町の名所には「鶴仙峡」があります。きれいな渓谷です。この渓谷に新しいあやとり橋ができましたが、古い橋の代表にはこの「こおろぎ橋」があります。この橋は「蟋蟀橋」と書いてこおろぎと読ませます。なかなか情緒のある橋ではありませんか。この渓谷には橋をめぐっての遊歩道が作られています。

山中温泉の鶴仙峡(福井県)  
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