--桜島と開聞岳(鹿児島県)--

鹿児島県には北に霧島・えびの高原が、南には桜島と開聞岳があります。

えびのと霧島は隣接しており、韓国岳(からくにだけ)1700メートルがもっとも高く、島自体が現在も噴火している火山の桜島が標高1117メートル、南の海際の開聞岳は922メートルあります。それぞれが独自の山容環境を持っています。

鹿児島市は錦江湾に面しています。対面する桜島は常に噴煙を上げています。2つの峰があって、噴火によって、陸続きになっています。風の具合や噴煙の具合で市内に火山灰が落ちてきます。

2000年10月撮影

桜島と開聞岳(鹿児島県)

この写真は市内の仙巌園からの写真です。19代薩摩藩主島津公が1650年代に別邸として作ったもので、錦江湾を池として、桜島を池に浮かぶ島として、雄大な風景として知られています。

桜島と開聞岳(鹿児島県) 仙巌園には背後の山の中腹に「千尋巌」の文字の彫刻があります。この写真でははっきりしませんが、中央よりやや右側の山の中腹に白く見えるところがあります。ここには「千尋巌」の三文字が巨大な岩に刻まれています。
三文字で上下11メートルの文字が刻まれています。1814年に延べ3900人が3ヵ月かかって、作られたものだそうです。
桜島と開聞岳(鹿児島県) 南の長崎鼻からきれいな海岸線が続き、開聞岳922メートルは、海に突き出した半島形で、どこから見ても、円錐形の美しい姿が見られます。
桜島と開聞岳(鹿児島県)

 

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