--金明孟宗(モウソウ)竹--

 孟宗竹(もうそう竹)の変異種に金明孟宗竹というのがあります。

 久留米市では天然記念物になっているそうですが、九州・西日本には何ヵ所かに自生しているようです。今日は大分県野津町と宮崎県の鵜戸神宮の物をご紹介します。

 黄金色の地に緑色の縦筋があるきれいな珍しい竹です。竹の成長期の5月ごろにはもっとも鮮やかな色になり、秋から冬は薄い色になっているそうです。

金明孟宗(モウソウ)竹

野津町の孟宗金明竹です。わずか0.1ヘクタール(30メートル四方)程度の中に植生していて、周囲は普通の孟宗竹の林で、ある部分からこの変異種になっていますが、明確な境界線もなく地質もまったく同じで、なぜこの竹が出るのかわかっていないそうです。(2000.3/2003.2撮影)

金明孟宗(モウソウ)竹
 
金明孟宗(モウソウ)竹 竹林にあった説明の看板です。詳しい説明があります。
金明孟宗(モウソウ)竹

宮崎県の日南海岸にある鵜戸神宮の金明孟宗竹の林です。こちらの方が細いですね。(2000.10撮影)

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