--別府鶴見岳の霧氷--

3月初旬に行った大分県別府市の鶴見岳でたいへんきれいな霧氷が見られました。
霧氷とは、空気中の水蒸気が木の枝に凍結して付着した針状の氷の結晶のことで、木の枝が真っ白に形を残したまま成長してゆきます。
昨年の冬にお見せした八甲田山の「樹氷」は雪が木に付着して成長したもので、こちらは大きく、モンスター状に育ってゆきますが、霧氷はもっと繊細なもので、気温ばかりでなく、太陽の光があたっただけでも解けてしまいます。
鶴見岳は1375メートルの高さで、別府市の西方約 6キロほどにある休火山で、別府温泉の火山群の主峰で、この山の噴火で別府の温泉が作られたと言われています。初夏の「ミヤマキリシマ」冬季の「霧氷」が有名です。
別府の中心地から20分ほどで行くことができます。 前日からの雨が上がった朝、好天に恵まれ、市内から見て山頂部が真っ白に見える鶴見岳に霧氷を期待して行きました。 頂上は気温がマイナス6度、風が強くてほとんど立っていられないほどでしたが、 独立峰ですので、周囲は海から湯布院あたりの山まで、よく見えました。
別府鶴見岳の霧氷/01

 

別府鶴見岳の霧氷/02  
別府鶴見岳の霧氷/03  
別府鶴見岳の霧氷/04  
別府鶴見岳の霧氷/05  
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