--別府温泉の地獄--

大分県の別府温泉は、別府8湯と言われ、8つの温泉場と110の公衆浴場、2850の泉源から毎分11万リットル以上と国内では草津温泉を越える日本一の湧出量を持っています。 その最大の湧出量を持っている鉄輪(かんなわ)の周辺には噴気孔から高温の泥流や蒸気、湯等が噴出している場所があり、これを地獄と言ってます。
周辺は亜硫酸ガスで樹木が枯れて、草津の殺生河原や箱根の大涌谷、雲仙の地獄、吾妻の一切経山などもこれと同じです。
定番の別府の観光コースに組み込まれていますが、そのうちのいくつかをご紹介します。特記以外は2003.3撮影です。
別府温泉の地獄/01

海地獄は熱水の色がコバルトブルーの高温です。
この池の中の籠には卵が入れてあって、温泉ゆで卵を売っています。

別府温泉の地獄/02 庭園の中にあるオオオニバスです。(95.9撮影)
別府温泉の地獄/03 日中友好協会の親善の碑、郭沫若氏の漢詩碑です。
別府温泉の地獄/04 血の池地獄は沈澱している砂泥が赤いために池が赤く見えます。
この赤い泥を使って血の池軟膏などが作られています
別府温泉の地獄/05 坊主地獄は高温のガスがブクブクと音を立てて噴出しています。
高温なので危険ですが、この鉱泥を使って泥湯温泉や泥パック用にも用いられます。
別府温泉の地獄/06 8湯の内では鉄輪よりも奥の高地にある、明礬(みょうばん)温泉は江戸時代から温泉の湯ノ華を採取しています。
このわらぶきの小屋はたくさん並んでいる湯ノ花採取小屋です。(95.9撮影)
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