--冬の金沢--

今年の冬は暖かく、金沢は雪がありませんでした 。通ならば雪が降っている2月中旬ですが、雨が降っていました。
加賀百万石の古都金沢を代表する観光地に兼六園(けんろくえん)があります。その雨の兼六公園と東の茶屋町をご紹介いたします。
兼六園は前田利長が1676年ごろに作ったとされる加賀藩主の庭園で、水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並んで、日本三名園の一つとされています。
面積は約10万平方メートル。
冬の金沢/01

公園でもっとも有名なのがこの2本足の琴柱灯篭(ことじとうろう)です。
雨にけぶる「ことじとうろう」と兼六園の池。

冬の金沢/02  
冬の金沢/03 兼六園で有名なのが木々に張ってある「雪吊り」という縄で木の枝を支える方法です。
雪国ではたくさん見られる方法ですが、約3カ月かかって、公園内の松の樹木を縄でしばって、雪の重みで枝が折れることを防いでいます。
冬の金沢/04 ひがしの茶屋街、重要伝統的建造物群保存地区と銘打った昔の紅殻格子の茶屋街です。
京都の祇園に匹敵する花街で、金沢にはもう一つ「にし」もあったようです。
昔と今が雑居する茶屋街。
冬の金沢/05 伝統的なつくりはレストランの入口です。
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