--青島海岸「鬼の洗濯板」--

宮崎県の日南海岸国定公園にある青島は、周囲 1.2キロほどの小島ですが、亜熱帯植物群落と隆起海岸が有名なところです。
今回は「鬼の洗濯板」と呼ばれている奇形の隆起した海岸をお見せします。 この海岸の岩は、堆積した砂岩と泥岩が交互に規則的な層を作っているのが特徴です。
海床に堆積した砂岩と泥岩の規則的な岩の二層が一定の角度(北30度傾斜20度)で、海上に露出しています。2000.9撮影
青島海岸「鬼の洗濯板」/01

一定間隔で海上に露出しているのが見えます。

青島海岸「鬼の洗濯板」/02 硬い砂岩と軟らかい泥岩が交互の層をしているために、波の侵食で硬い砂岩の部分だけが残されて、凹凸が生じたものです。
奇妙な形に侵食されています。作ろうと思ってもなかなか作れない形ですね。
青島海岸「鬼の洗濯板」/03  
青島海岸「鬼の洗濯板」/04 道路の上から見た遠景です。
波蝕痕の美しい縞模様の広がりが見えます。
青島海岸「鬼の洗濯板」/05 付近の鵜戸神宮の下の海岸の侵食岩。
2003 Masamichi Toya. All Rights Reserved .