--松本清張の世界「ヤセの断崖」--

石川県能登半島の西岸に「関野鼻」と呼ぶ場所があり、そこから数分の所には 「ヤセの断崖」と呼ぶ断崖絶壁があります。
ここは松本清張の長編推理小説「ゼロの焦点」の舞台となった所です。 この小説は、金沢から能登半島を舞台にして描かれており、新婚間もなくして、失踪してしまった人物を追う内に数々の問題が浮かび上がるという、松本清張推理小説の傑作の一つとされています。
この断崖が重要な場所の一つとなっています。 2003.2撮影
松本清張の世界「ヤセの断崖」/01

関野鼻と呼ぶ場所で、海からの眺めるための観光船が発着しています。
2月の撮影ですが、順光なので、寒い感じがありません。

松本清張の世界「ヤセの断崖」/02  
松本清張の世界「ヤセの断崖」/03 ヤセの断崖の遠景です。
昔はロープが張ってあって、この崖の上には行くことができませんでした。
松本清張の世界「ヤセの断崖」/04

断崖の下部の海です。
冬の能登の荒海の、暗い寒々とした光景の描写がご理解いただけるでしょうか。

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