兵庫県北東部にある出石(いずし)町は人口1万1千人弱の町です。かっては伝統産業の白磁の出石焼、出石ちりめん、柳籠、出石皿そばなどが盛んだったが、明治以後は鉄道がないために地方の中心が豊岡になり、今は米作中心の兼業が多くなっています。
出石城は1604(慶長9年)に但馬地方唯一の城として、小出吉英によって築かれ、明治の版籍奉還まで270年間にわたって但馬地方唯一の威容を誇っていました。
現在、一部の隅櫓などが復元されていますが、城壁と城址だけが残っています。
最近は城下町の残された部分を復元するなど、古い街並みや城下町が見直され、名物皿そばなどもあり、人気が出ています。
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