古代から若狭(福井県小浜)から京都まで、18里(約72キロ)の道を海産物などが荷車や人の手で片道12時間ほどかかって輸送されていました。
特に18世紀後半からは北前船による物資や日本海で獲れた鯖やカレイなどの荷物が多くなり、いつしかこの道を若狭鯖街道と呼び、京の都にとっての重要な物資の輸送ルートの一つになっていたようです。
この宿場の一つ熊川宿(福井県若狭町)が「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。昔にタイムスリップしたように建造物の維持・補修や環境等の条件が保存されています。
この保存地区は文化財保護法によって指定され、城下町や宿場町など、歴史的に価値のある街並みや建造物が指定され、現在全国で66箇所が指定されています。前述のほかに奈良井宿、角館、内子、妻籠や大内宿なども指定されています。
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